映画『ゾッキ』

孤高の天才と称される人気漫画家、大橋裕之の幻の初期作品集『ゾッキA』『ゾッキB』に収録された珠玉の作品たちを、日本を代表する俳優であり、クリエイターとしても異能を示す、竹中直人×山田孝之×齊藤工という三人が共同監督を務め、一本の長編映画としてまとめ上げた。

この破格のプロジェクトに“寄せ集められた”のは、日本を代表する眼福豪華な出演者たち。音楽はCharaが担当。また大橋裕之の生まれ故郷であり、原作が生まれた「聖地」でもある、愛知県蒲郡市が全面支援を行った。

異能だらけのスタッフ&キャスト陣で贈る、至上の愛と面白味に溢れた人間模様。ありふれた日常や等身大の人生で巻き起こる、時にシュールで、時にリリカルな、不思議な笑いと多幸感。

ヒューマンコメディ?体験映画?いや、『ゾッキ』は『ゾッキ』である――

まったくカテゴライズ不能。この映画は『ゾッキ』という新しいワンジャンルであり、原作の世界観を丸ごと詰め込んだ宝箱のような奇跡の実写映画であることをご覧いただいた方々は確信するだろう。

映画『裏ゾッキ』

『裏ゾッキ』作品概要ばらばらの世 界を繋ぐのは、法 螺(フィクション)だった
ー竹中直人・山田孝之・齊藤工の3人がメガホンを取り、漫画家・大橋裕之の短編集を実写化する異色の映画、「ゾッキ」。

制作がはじまる2020年、ひときわ喜んだのは、ロケ地である愛知県・蒲郡市の人々だった。蒲郡では8年前から印刷屋さん、パン屋さん、居酒屋さんなど、町の有志が立ち上がり映画誘致の活動を続けていたが、今回念願かなって蒲郡市も巻き込み、映画「ゾッキ」を市民総出で全面バックアップすることになったのだ!

平穏だった蒲郡という場所で巻き起こる、数々のハプニング。豪華キャスト・スタッフによる一筋縄ではいかない映画制作。そして、素人集団がどうにか映画を盛り上げようと奮闘する姿。その模様を追った「裏ゾッキ」は、ひとつの映画に寄せ集まった人々の"裏側"を描く物語。・・・のはずだった。

ロケ終了後に世界中に襲いかかったコロナウィルスの猛威。4、5月には緊急事態宣言が発令した。映画館が2ヶ月の休館するのは戦後初めての事態だった。映画を生業にしていた監督陣の生活も一変した。例にもれず蒲郡の町も悲鳴をあげ、映画に心をくだいてきた人々は、それぞれの苦境に追い込まれる。さらに2021年3月の公開直前、コロナウイルス第二波が世界を襲う。目標にしてきた「作品を届けること」がおびやかされる今。ひとつの映画とともに重なり合った人々の現在進行形の記録。

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